【つくば市】つくば市が進めている『GIGAスクール構想』ってなに?
つくば市は、40年前から教育にPCを活用してきました。長年に渡って、※アクティブ・ラーニングの充実と※ICT教育に取り組んでいて、子どもたちの『発信力』や、『学ぶ力』の育成に成果を挙げています。2016年には「学校情報化先進地域」にも認定されていましたが、全校のICT環境整備についてはまだまだ課題がありました。
そこでつくば市は、文科省が推進する【GIGAスクール構想】をきっかけに、1人1台PC環境整備に着手。子どもたちの可能性を広げるより良い教育環境を目指しています。
※アクティブ・ラーニング…能動的学修。児童、生徒、学生等が受け身ではなく自ら能動的に学びに向かうよう設計された学習法のこと。具体的には、グループワークやディベートが一例としてあげられ、児童、生徒、学生等の認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験といった能力を育むことが目的とされています。
※ICT教育…パソコンやタブレット端末、インターネットなどの情報通信技術を活用した教育手法。
【GIGAスクール構想】とは、”児童生徒が1人1台の学習用パソコン端末を持ち、学校内に高速ネットワーク環境を整備する”構想です。現在、市内の各校に順次導入されており、2021年3月末までには市内のすべての学校に導入される予定です。
GIGAスクール構想により、人と人との繋がりも広がります。子ども達は自分の考えを学習者用パソコン端末に表現したり、保存したりすることで友達の考えと繋がることができ、そうすることで友達の考えの良さに気づいたり、新たな考えが生まれたりします。さまざまな状況下で直接の話し合いが出来ない時や、遠く離れている時でもコミュニケーションをとることができたり、家庭学習に使えたりと、“家と学校をシームレスに繋げる”ことが出来ます。
市公式Facebook「つくばファンクラブ」では、2020年12月に谷田部南小学校で行われた「キックオフセレモニー」で、早速子ども達が端末を使って授業を受けている様子が紹介されています。